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ドライアイスの液体?
アイスクリームを購入した時にもらうドライアイスを放っておくと跡形もなく消えていますよね。氷ならば、その跡は濡れているはずです。
通常、物質は固体⇒液体⇒気体に変化します。固体(ドライアイス)から液体を経ずに気体(二酸化炭素)へ状態変化するものを昇華といいます。(理科の教科書にも載っていますね。)
では、ドライアイスは液体の状態になるのでしょうか?
もし液体になるとしたら、どんな色で、どのような方法で行えば良いのでしょうか。
分かりづらい画像ですが、パイプ内中央(黒い栓の上)に見えるのが液体と化したドライアイスです。
加圧すればドライアイスの塊は透明の液体になります。ちなみに一気に減圧すると元の塊ではなく、サラサラのドライアイスパウダーになります。
居酒屋さんのビールサーバーに繋いである緑色のボンベをよく見ると"液化炭素”と書かれています。これが二酸化炭素の液体ですね。
まずは正しいイメージを
濃度計算は、中学受験の算数で小学生がつまづきやすい分野です。
【問題】濃度が2%の食塩水150gと7%の食塩水100gとを混ぜ合わせた食塩水の濃度は何%になるでしょうか?
濃度計算を苦手とする小学生の気持ちを考えてみました。日常生活の中で濃度%を計算して何らかの溶液をつくる経験が乏しいのではないでしょうか。
例えば・・・、 母「パスタを茹でたいから鍋に濃度10%の塩水を沸かしておいて。」 子「ラジャー(OK)!」 なんて会話が飛び交う親子がいたら、お口がアングリです。
食塩3gと水147gからなる食塩水150gは体積150mlではありません。重さと体積を混同して誤ったイメージを描いていませんか。
中学受験で登場する濃度問題は、重量パーセント(w/w%)ですから、体積を意識する必要はありません。実際に量りとりながら、重さや体積の変化を調べてみましょう。
至上最長の春休み中だからこそ、勉強を取り入れたお手伝いを実践してみてはいかがでしょうか。
ランタン飛ばしたい
長い春休みに倦怠感が出てきたら熱気球を飛ばしてみよう。
燃料に火を灯すと、バルーンは次第に熱を帯びながら膨らみ、やがてフワリと上昇します。フワリといっても上昇速度は意外と速い。
熱気球づくりは、膨張した空気の浮力と重量を計算して素材を選ばなければなりません。そこら辺に転がっているビニル袋なら何でもOKというわけではありません。
火のついた熱気球が散歩中のおじさんの頭に落下したら惨事になるので、安全対策をして教室で飛ばしました。
台湾の元宵節に行われるランタン飛ばしの如く広い場所で無数に飛ばしてみたい。
豆苗に倣え
豆苗(とうみょう)は安くて美味くて栄養豊富な食材です。刈り取った後の種子と根を水に浸しておけば、再び芽が伸びて2度味わえます。以上の理由から豆苗は庶民の味方としても人気ですね。
ただし、農園が推奨する栽培の回数は2度目までです。3度目になると種子の栄養が乏しくなるので、発育が悪くなったり、カビが生えたりします。
画像は3度目の栽培に成功した豆苗の様子です。
栽培するには、根から2つ目の脇芽(枝分かれした葉)の上あたりを切りとります。細胞分裂が盛んに行われる成長点はこの部分にあるからです。水・空気・温度・光の4要素が成長の出来を左右します。
刈り取られても何度でも再生する豆苗くんの不屈の精神力は素晴らしい。器にしている赤のチームも豆苗精神を発揮して復活を遂げましょう。
背番号33の君、しっかり頼むよ!
いびつな形状の体積を知る方法
直方体・錐(すい)・柱(ちゅう)・球体の体積の求め方を算数や数学で習いましたよね。
思い出すだけでじんましんが出る人もいるかもしれませんが、公式を知っていれば解答できます。
では、いびつな形状をしている物体の体積を量るにはどうすれば良いのでしょうか?
目玉のオヤジの体積は、23.98㎤(立方センチメートル)です。 「えっ、天びんの表示だから、23.98g(グラム)でしょ?」と物言いがつきそう。
しかし、画像のように物体を水中にぶら下げれば、天びんで体積を計測できます。
天びんで体積を量れる仕組みを考えてみましょう。
ちなみに、ばねばかりは約22gを指しています。目玉のオヤジの空気中での重さは46gです。というのがヒントとなります。
(※水の入ったビーカーの重さは表示から差し引いています。)