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理科塾の福利厚生

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僅かではありますが、理科塾では塾生におやつを提供しています。

味はもちろんのこと、甘辛のバランスや食べやすさを考慮して私がセレクトしています。中高生に受けの良い駄菓子を予想して購入しますが、受け具合はまちまちですね。


巷には学校のように根性論をかざす集団塾もあると耳にします。理科塾は科学的かつ心理的根拠に基づいて授業を行います。スポーツと同様に、頭を使う際には血糖値を上げて集中力を高めましょう。

演習を解いている時はもちろん、私が講義をしている最中でもバリバリ音を立てておせんべいを食べてもらって構いません。また持参したドリンクも適宜補給してください。

夏期講習など長時間に渡る際は、アイスクリームやお茶やジュース、稀にカップスープなども支給します。


プライベート感溢れる個人塾ならではの福利厚生です。

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文章を図解して解釈するー国語専科コース―

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中高生のみなさん、論説文の読解問題に対してどのように対処していますか。

 

「何となく読み取っている。」

「母国語だから英語のように文法や構文や語句を意識しなくても読めるんじゃないの。」

「調子のよい時は高得点をとれるけど、成績が安定しない。」

 

論説文の構成には型があり、筆者の主張は論理的に展開されます。論説の展開を紐解く技術を知り、キーワードを拾い出すことで論説の骨格が見えてきます。

 

国語専科コースの論説文講座では図解法のマスターを目指します。

長い文章を図に落とし込み、論説を整理します。設問は文章の骨格から作成されますから、図解力が身につけば、設問の解答の精度は上がり、再現性も伴います。もう成績が乱高下する心配はありません。

 

もっとも、図解法のマスターには一文構造の知識・接続関係・語彙力などを必要とします。また様々なタイプの文章と対峙しながら訓練しなければなりません。

国語はすべての教科の礎でもあります。部活を引退してから、もしくは受験が目前に迫ってからではなく、1・2年生のうちから受講されることをおすすめします。

 

 

平安の事情を考察する

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ご存じ平安京は幅85mの朱雀大路を中心として右京(西)と左京(東)に対で構成されています。現在の京都の中心部は左京側、さらに鴨川を超えた東山に展開しています。画像でも分かる通り、当初から西側の右京は開発が進まず、田畑や荒れ地が広がっていたようです。

 

羅城門をはさんで東に東寺、西に西寺(のちに焼失)が伽藍配置も左右対称に建っていました。(有名な五重塔がそれぞれ画像左右端に小さく見えます。)このことから、京都駅の南西に位置するにもかかわらず”東寺”と呼ばれる由縁が分かりますね。

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(平安京の南西側から右京を望む)


 


一方、現在観光地として有名な嵐山周辺は遠くに都を望む農村地帯でした。洛中から洛外の嵐山に糞尿を肥料として運び出していたことも、化野(あだしの)の墓地がつくられたことも納得です。
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(嵐山付近から洛中を望む 広沢池や大沢池も確認できます。)


清涼殿(内裏の本殿、天皇の居所)と羅城門を結ぶ朱雀大路といえば、さぞかし立派な大通りだったのだと想像できます。しかし実際は、野ざらし状態に近く、大根などの野菜が勝手に植えられていたのだとか。(現代でいうと線路脇のスペースに近隣住民が無断で園芸花壇を耕しているような感じでしょうか?)


羅城門を入って広がる左右の敷地は何に使われていた(何が建てられていた)のでしょうか?

謎です。

 

どうして古文を学ぶのか?

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歴史学とは、のちの研究者が史実を取捨選択して意味づけしたものです。時の実力者に焦点をあてて、国という視点から過去を捉えています。しかしながら、市井や地方に生きる人々がどのような生活観をもち、どんなことに喜怒哀楽して日々を暮らしていたのか、歴史の教科書からは窺い知れません。


いにしえの人々の心は、古文の中に垣間見ることができます。物語・和歌・随筆・説話などの分野がありますが、庶民も登場する説話がおすすめです。1000年前の人々も現代の人と変わりない業や欲や愚かさや笑いのツボを持ちあわせていたり、いなかったりします。聖人や賢者だけでなく、お調子者や怠け者も描かれていて面白い。

最近の日本人は……などといつの時代も嘆くことは多いけれど、1000年前の日本人もさして変わりない、どころか現代より酷いことにも気づけます。一方で、いにしえ人の心の機微から現代人が失った繊細さや奥ゆかしさに共感を覚えたり、覚えなかったりするのも古文の醍醐味です。


中高生に嫌われやすい古文ですが、そもそもきちんと学んでいないのではないでしょうか。ちょっと昔の日本語だからと後回しにしないで、外国語の一つとして理科塾で古文と向き合ってみませんか。英語に比べて、短期間の内に確実な得点源にできる特典もついてきますよ。

 

国語ラボの企業秘密

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卒業入学の季節につき、理科塾の企業秘密をちょっとだけお見せします。

国語専科コース(国語力向上ラボ)では、論理的な国語力を身につけてもらうために、独自のメソッドを用いて指導しています。“独自メソッド”であるが故に市販の問題集ではそれに対応できません。そこですべての教材について私が、足りない頭を捻りながら作成しています。

こちらの画像は、ある日のお題プリントです。一見すると社会科のようですが、国語の教材で間違いありません。

架空の街の地図を作っているうちに楽しくなってきてしまい、想像の世界に入りこんでしまいました。


『さくら市の中心部には老舗デパートが鎮座しており、地域の人々に愛されています。近年、大通りを挟んで関東系の大手デパートが進出してきました。流行りの市街地型観覧車を建設して街にエンターテイメント性も演出してみよう。

一方で、旧市街の商店街のテコ入れを図ってみました。空きテナントに新進気鋭の経営者がこだわりの飲食店を出店しています。最近は、インスタ映えを狙った若者が商店街を回遊するようになりました。

街の北部には名門大学と博物館があり、この街の人の教育水準を窺い知れます。住みたい街ランキングに名を連ねるようになり、駅前再開発でロータリー広場やホテルも整備されました。』


もはや国語の教材を作っていたことを忘れてしまい、ただの地図マニアと化しています。

作業を進める内に画面が何度もフリーズしてしまい、確認すると6.7Mバイトまでデータ量が膨らんでいました。アイコンや画像を貼り付けすぎたようです。

このように、生徒さんの国語力向上を目指して国語の指導法について日夜考えています😅

 

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