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イームズ導入しました

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イームズチャアが教室に加わりました。
背もたれのついた椅子の採用は理科塾にとって画期的ニュースです。

 

「えっ?そんなの塾業界では当たり前じゃないか」と思われるでしょうが、理科実験塾としてスタートした理科塾にとってちょっとした進化なのです。

 

理科実験は立ち作業を伴います。
器具の準備・薬品の調合・観察と計測・装置の調整・片付けなど、椅子に座り続けることはありません。
教室内の配置を変えたり、安全性を確保したりする点から、背もたれのついた椅子は邪魔になります。

理科実験と同様に立ち作業や配置換えを伴う家庭科実習や技術実習でも、専用教室には背もたれのない椅子が用意されていますよね。

 

これまで理科実験室のスタイルのままに国数英の授業が行われていました。
1コマ100分~120分、特に夏期および冬期講習中は連続受講の場合もあります。
さぞかし生徒さんの腰に負担がかかっていたことでしょう。

今年の夏期講習から座り心地の良いチェアで授業環境を改善できました。
丸椅子で頑張ってくれていたOB・OGの生徒さんには申し訳ない気持ちです。

折角チェアを導入するのならば、外国製のお洒落椅子を!とイームズチェアにたどり着きました。
私の自己満足的な盛り上がりに対して、現役生徒さんの反応は…紙のような薄さでしたね💦

 

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理科実験の際には丸椅子配置に変更されます。 

賃貸経営はじめました

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雑草ってどうしてすぐに生い茂ってしまうのでしょうか。
如何なる環境にも適応する雑草の生命力は強靭ですね。

「やれ、あれがあいつが気に入らない。」
「こんな環境ではやっていられない。」
などと文句や悪口ばかり言っている私たち現代人は雑草を煎じて飲んだ方がよさそうです。

 

さて先日、草むしりをしているとアマガエルと遭遇しました。

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立ち枯れしたため数年前に伐採されたモミジの切り株の空洞にアマガエルがすっぽり嵌っています。
私が切り株の真横にしゃがみこんで除草作業を続けていてもアマガエルは動ずることはありません。
それどころか、たまに空洞から身を出して切り株の端に佇む余裕っぷり。

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庭を眺めているのでしょうか、それとも周囲を見張っているのでしょうか。
偵察を終えると再び切り株の空洞に頭から突っ込み、空洞内で方向転換して元の姿勢に戻ります。

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アマガエルは再び空洞内で直立して空を見上げた状態です。
しかし居心地が良いと見え、雨が降ってきても日が暮れてもアマガエルは”格納”されたままでした。

 

翌日も同じ姿勢のアマガエル君がそこに嵌っていました。
昨日は「一見さんかな」と思いましたが、この日も同様に時折切り株に腰かけては空洞に戻る行動を繰り返しています。

 

庭には様々な野鳥が飛来します。巨大ミミズやハサミムシなどの生物が苔の生えた庭を這っています。
野鳥から身を守り、空腹になれば切り株からミミズなどを狙いうちできます。
アマガエル君にとって切り株の空洞は最適な物件なのでしょう。
乾燥に弱い皮膚も直射日光を避けられますしね。

 

広い庭の草むしりは1~2日がかりの重労働ですが、日々の無機質な生活の中で忘れかけていた身近な自然に気づかせてもらえます。
「アマガエル君から家賃をいただければ尚良し」と思う私は爪が長いようで…。

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うだつよ上がれ

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うだつ(卯建)とは、切妻平入家屋の二階部分の両袖にあしらわれた漆喰壁を指します。

 

消防設備が脆弱だった江戸・明治期までは、ひとたび火災が発生すれば町全体が大火に包まれる恐怖に人々は苛まれてきました。延焼を食い止めるには、まだ燃えていない隣家を取り壊すしか方法がありません。(燃えている家屋が燃え尽きるのを待つのみ。)

まだ燃えていない家屋が家主の有無を言わさずに取り壊されるとは、現代人の感覚からすれば言葉がありません。全体犠牲の発想ですね。

 

こうした不幸を減らすための策として、作られたのがうだつ(卯建)です。火は上る性質がありますから、2階の開口部から炎は外に出て隣家に燃え移ります。難燃性の漆喰壁を2階部分の隣家との境に設置することで、2階の開口部から出た炎が隣家へ回り込むのを防ぎます。

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写真右奥 1階庇屋根と2階大屋根をつなぐ壁がうだつ

巨大化したうだつが大屋根から角のようにのぞく。

 

防火の機能壁として誕生したうだつは家屋のファサードを成すことから、その後巨大化したり装飾が施されたりするようになります。つまりうだつは、富の象徴としての側面を持つようになったのです。日本各地の商都において、成功した商家は競って立派なうだつを備えるようになりました。

うだつ(卯建)を現代にあてはめれば、成功者が都心のタワマンの高層階に居住したり、ブランド品を身にまとったり、高級外車を乗り回したりするようなものです。

 

少し世代が上の人たちは、いつまでも出世できない人を指して「あの人はうだつが上がらない」と表現します。これは、”立派なうだつ(卯建)付きの家屋が建てられる人は成功者”との見方からできた慣用句です。

 

今回訪れたこちらの街では、明治初期のうだつ(卯建)が母屋の大屋根とは独立した飾り屋根に進化?していました。いささかやりすぎな感じがしますが、その後隣地関係の問題で巨大なうだつ(卯建)は造られなくなったそうです。巨大化したうだつ(卯建)の装飾屋根が越境したとのことなんでしょうか?それはさておいても建造物としては興味深い。

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みんなの分を食べておきました

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湯島天満宮境内で合格大福&甘酒を発見。

合格のお守りに加えて、これらも生徒さんへのお土産として購入しました。


ところが、甘酒は冷めてしまうし、地下鉄の中でこぼして顰蹙を買いそうです。

さらに合格大福は消費期限が1~2日以内でしたので、致し方なく私と大奥が現地で賞味しました。


大福は6種類、縁起物価格でしたが、美味でした。

お粗末様。

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“思いのまま”に花を咲かせよう

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塾生たちの合格を祈願するために、学問の神様として知られる湯島天満宮に足を運びました。本殿に手を合わせ、お守りを人数分購入し、大量に掛けられた絵馬を眺めて楽しみました。


私と同業の方が書いたのでしょうか、「おまえら、全員合格してこい!」と強めな筆跡の絵馬も。某受験ドラマを意識されているようです。


ちなみに湯島天満宮は某ドラマの“桜”ではなく、“梅”を神紋としています。これは梅を愛した菅原道真公が奉祀されているためです。

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東風吹かば 匂いおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ(道真)


左大臣藤原時平の陰謀により大宰府に左遷された道真公が京への想いを詠んだ有名な和歌ですね。


梅は奈良時代以前に中国から伝わり、無病息災・疫病退散など縁起ものとして、以来重宝されています。


梅の木が思いのままに色とりどりの花を咲かせるように、教え子たちも己の力を発揮して、望みを叶えられますように。

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