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助け合い、分かち合える人になるために

2020年もあと数日で過ぎ去ろうとしています。世の中はコロナに振り回された一年でした。
コロナ禍の中で悲しさと恐ろしさを感じたものに、知性と想像力と優しさに欠けた人が思いのほか蔓延していたという現実が挙げられます。
噂とデマ・買い占めとパニック・誹謗中傷・差別・・・。
この国の人々が抱える現実は、未知のウィルスよりも解決に困難を極めるかもしれません。
だからこそ人は学びを大切にして、それを続けなければなりません。学びは社会への関心を生み、問題意識を育て、想像力と行動力とを持ち合わせた人を創り出します。
理科塾は来年も“学び考える面白さ”を思春期の生徒たちに伝えていきます。
2021年には、助け合い・分かち合える人が一人でも増えますように。
皆様、よき年をお迎えください。
糸を引くのはあなたです

問いをたてる力・試行錯誤する力・自立する力
受験はもちろん、その先に必要とされる力を生徒たちが育むにはどうしたらよいか。私もこの問いに対して日々試行錯誤しています。
理科塾には将来につながる糸がぶら下がっています。どうぞお好きな糸を引いてみてください。
論理力を鍛えよう

突然の休校措置は、受験生にとってチャンス到来です。夏休み相当の時間を手にしたわけです。学校が急ごしらえで課した宿題などサッサと捨・・・いや、片付けて、普段手を付けられなかった勉強に取り組みましょう。
勉強のウォーミングアップにおススメの一冊を見つけました。
「5分で論理的思考力ドリル」ソニー・グローバルエデュケーション・著
問題解決に必要な5つの思考回路ごとに問題がカテゴライズされています。正解・不正解にこだわるのではなく解答を導くプロセスを考えると、受験にも役立つ思考力が身につきますよ。
時代を耐え抜いた訳

こちらは、国の重要文化財に指定されている建物の内部に侵入した際の画像です。
(うそ。拝観料を払って正規に入場しています。)
何がすごいって…?
筋交い(すじかい)を入れすぎなんじゃないだろうか。。。
この櫓が幾度か修繕されながらも時代を耐え抜いてきたには訳がある。
ボロ我が家にも欲しい超耐震性。
石垣を考察する

中世の時代、石垣の積み方は世の中の変遷とともに発展しました。
こちらの画像は"野面積み”と呼ばれる石垣の断面見本です。各所から集められた自然石をほとんど加工せずに積み上げました。工期と人員をかけられない戦国の世に見られた手法です。
徳川幕府の時代以降は、天下泰平と築城ラッシュにより土木技術が向上し、"打込接ぎ”、さらには"切込接ぎ”と呼ばれる石垣が主流となりました。石を加工して積むため、隙間が少なく美しい仕上がりとなります。
城を訪れると変な所ばかり気になる私の横を、天守の最上階を目指すツアー観光客が次から次に通り過ぎていきます。