フォトブログ
歴史を暗記で乗り切るべからず
少年少女学習まんが日本の歴史
全24巻揃い踏み
日本の歴史まんがは、大手各出版社(小学館・講談社・KADOKAWA・集英社・学研)から出版されています。それぞれに特徴があり、好みが分かれるところです。私は、草分け的存在である小学館を贔屓しています。
別冊2巻を含め、全23巻でしたが、このほど最新刊「平成の30年」が加わりました。表紙の一部を小渕恵三さんが飾り、バブル崩壊から東京オリンピック開催決定までの出来事が掲載されています。平成の幕開けと共に高校生活が始まった私の青春青年期は歴史の中に綴じられてしまいました😭
どの時代も奥が深いけれど、最も興味をそそられるのが明治~昭和の時代です。小中学校では深く触れられない箇所ですが、現代の私たちに直接通ずる人々の心理や生き様や政治を考証すると面白い。
歴史を学ぶとは、現在を生き抜き、未来を創造する上での道しるべを得ることでもあります。史実の暗記に終わらず、時代背景や当時の世相に想像を馳せながら史実を捉えてみましょう。歴史は生きた学問になるはずです。
写実的なタッチの講談社に比べてアニメチックなタッチの小学館ですが、歴史人物の特徴をよくとらえています。
こちらの画像は皆さんご存じのあの人ですね。火野正平さんではありません、あしからず。
実験屋の宿命―ミニオン警察24時―
理科塾のインスタで度々登場する天使ちゃんがミニオン警察に職質されています。
私も今より少し若い頃に職質された経験が幾度かありまして…。といっても、教室を一歩出たら、老害ヤンキーや変態仮面に変身するわけではありません。
理科実験塾では学習塾と異なり、実験に必要な資材や部材を仕入れる仕事が発生します。専門業者さんから理科学器具や試薬を仕入れる他に、ホームセンターや専門店等を自ら駆けずり回り、様々な部材を直接買いつけます。特に教室を始めてからの数年間は、大量の部材を揃える必要がありました。
おんぼろママチャリに金属棒や角材をぶっさし、かごに載せきれなかった不可思議なガラクタ類はハンドルにぶら下げて住宅街を走り抜けます。
買い物を終え教室に向かうある日のこと、私の進む先に二人組のおまわりさんの姿が視界に入ってきました。なにやら無線を手に持ち、どこかと連絡をとっているようです。私の5mくらい前方には学校帰りの男子高校生が自転車を漕いでいます。
「何か事件か事故でもあったのだろうか?」
男子高校生はおまわりさんの脇を通りぬけ、私もそれに続こうとしたところ…
「ああ、ちょっと」
おまわりさんが私の行く手を遮り、
「どこに行くのか?」
「この金属棒は何か?」
「この自転車は誰のものなのか?」
と質問されました。
「あ、え~と、私は塾をやってまして…、その、塾といっても、あ、理科実験を教えるんですね……」
私が聞かれていないことまで答えている横で、もう一人のおまわりさんが防犯登録番号を端末で照会しています。自転車窃盗の嫌疑は晴れ、職質から解放されました。
平日の昼間に、風でおでこ剝き出しのおっさんがガラクタ抱えてママチャリを漕いでいれば、そりゃ怪しいわ。
噂やデマに流されないために
先日ドラッグストアで燃料用アルコールを購入した際の出来事。
商品棚には、燃料用アルコールと無水アルコールが隣り合わせで並んでいました。棚に掛けられていた手書きの注意書きには、「使用の目的をご確認の上、ご購入ください」とあります。さらに、レジで精算する際にも店員さんから「こちらの商品は消毒用として使用できませんが、ご使用の目的に合致されていますか?」と尋ねられました。
察するに、昨今の消毒需要から一般のお客さんが燃料用アルコールを誤って購入される事例が発生しているのでしょう。価格も無水や消毒用の半分以下ですしね。同じアルコールと名乗っていますが、消毒用と燃料用の成分は異なります。
店員さんの質問に対して「金属化合物をちょいと燃やそうと思いましてね。エヘヘ」との回答が頭に浮かびましたが、店員さんに防犯ブザーを押されそうなので、「ええ、承知しています。」とだけ答えておきました。
皆さんが普段使っている消毒用アルコールは、エタノールを70~83%の濃度に薄めたものです。エタノールは、その多くが穀物を発酵させてつくられています。美味しい方のアルコールと分子構造が同じものです。
一方で、燃料用の主成分であるメタノールは、天然ガスや石炭からつくられる物質で、工業用アルコールと呼ばれています。戦後の物資がない時代にメタノールをお酒代わりに飲用して病院に担ぎ込まれた人もいたとか…🥶。メタノールを飲むとめまい・吐き気・意識障害を起こし、最悪の場合は失明に至ります。人体への有害性が取り沙汰されることが多いメタノールですが、近年は燃料電池の燃料としても活用され始めています。
ちなみに、消毒用エタノールとは商品棚を分けて売られている無水エタノールを見かけたことがありませんか?
無水エタノールは濃度99%以上のエタノールで、70~83%の濃度に水で薄めれば消毒用として使えます。エタノールは揮発性が高いため、手指にかけるとあっという間に気化してしまい、充分に消毒できません。そこで、水に薄めて気化するスピードを調整するわけです。
SNSの噂やデマに流されることなく、正しい知識を携えて日々の生活を送っていきましょう。
あっ、これもSNSのようなものですね😅私一応、毒物劇物取扱者の資格保持者ですのでご安心を。
本質を捉える眼
偉大過ぎる大先輩が旅立たれました。
益川敏英先生、
画面を通してでしかお会いしたことがありません。同窓の先輩と口にするのもおこがましい限りですが、科学と学びの探究を伝える生業の端くれ者として尊敬申し上げておりました。愚直なまでに学問を探究されてきた方だからこそ、物事の本質を突く力をお持ちだったのでしょう。
科学は、変人だけが学ぶものでも、一般社会と乖離したものでもありません。科学には、議論を白熱させるほど興味を抱き学び続けられる魅力があります。
こんな世の中だからこそ、どんな分野に対しても本質的に物事を捉える眼を研ぎ澄ましたいものです。
「モヤモヤさまぁ~ず2」来塾☆彡
昨晩(2021/7/18放送)の「モヤモヤさまぁ~ず2」は所沢の街をブラブラ。
番組の最後にちょっとだけ理科塾が登場しました。瞬きしていたら見逃しそうなほどの尺でしたが…エヘヘ。
放送された水中花火以外にも、さまぁ~ずのお二人や田中アナとの絡みがありました。まぁ放送されずとも、とても楽しく貴重な経験をさせていただけて幸せな気持ちに浸れました。
とにかくバラエティは難しい…。若手芸人さんが現場で如何ほどのプレッシャーと戦っているのかがよく分かりました。ベテラン芸人さんの切り返し力に脱帽ですね。
素人のくせに、あーすれば良かった、こうした方が面白かっただろうか、と収録後に反省会、妻とかなりへこみました。
今回の収録で私が感じた詳細を理科塾コラムに綴っています。興味がある方は「理科塾コラム」と検索してご覧ください。
理科塾コラム|祝「モヤモヤさまぁ~ず2」出演!から見える景色